- 悪人 上
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- 価格
- 594円(本体540円+税)
- 発行年月
- 2009年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022645234
[BOOKデータベースより]
九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か―。
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫2015」レビューコメント
以前、映画化されたもので、誰が本当の悪人なのか、考えさせられる内容です。(ふくちゃん/女性/50代)
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HonyaClub.comアンケート
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
長崎市郊外に住む若い土木作業員の清水祐一が、福岡市内に暮らす短大卒21才の保険外交員の石橋佳乃を絞殺し、その死体を遺棄した容疑で長崎県警に逮捕された。この記述からこの小説は始まる。不器用で己れの感情すらうまく人に伝えられない男がなぜ殺人を犯す<悪人>になったのか。嘘で糊塗することで己れを繕ってきた女はなぜ殺されなければならなかったのか。さまざまな登場人物の肉声の中に、その答えがあるのか。物語の後半で祐一と一緒に逃避行する光代の姿に感動を覚える。幸せとは何か、悪人とは何か、本当の悪人は誰なのかという問いかけが鮮明に出てくるようになる(vird/女性/30代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
吉田修一作品は好みなものが多いが、その中でも別格の傑作。登場人物一人一人の描きかたが、とにかくえげつなく心に突き刺さる。読み進めるたび心が重くなるが、それでも止められない。地方の言葉や情景、独特の閉塞感のある世界へ、一気に引きづり込まれる。
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まろん
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止まらない!
悪人は、映画化された頃に上下買いました。読み出したら止まりません!どんどん話の中に吸い込まれて、すごく読みやすいのでオススメです★

吉田修一(パレード)×李相日(フラガール)×久石譲(おくりびと)の最強タッグで2010年9月11日に映画公開!!