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- 日本人の他界観の構造
-
彩流社
大東俊一
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2009年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784779114793
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[BOOKデータベースより]
「あの世」はどこにあるのか。「この世」と行き来できる他界や、美しい山の向こうに広がる他界。「この世」とは異なる世界と認識されながら、漠然として曖昧な日本人の他界観。『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』から中世の文字資料、「来迎図」といった絵画資料、現代における民俗行事の観察などから、日本人の他界観形成の特性を考察する。
第1章 日本古来の他界観(他界観の探究に向けて;記紀神話における他界;『万葉集』における他界)
[日販商品データベースより]第2章 『日本霊異記』における他界観(冥界の景観;「黄泉」としての冥界;この世と冥界との往来)
第3章 日本的浄土の風景―来迎図の世界(折口信夫に寄せて;「浄土三部経」における浄土の風景;『往生要集』における浄土の風景;王朝人の浄土;欣求浄土の前提としての無常観;死者と紅葉;来迎図の山水;山越阿弥陀図の山水;山越阿弥陀図における浄土)
第4章 京都の盆行事に見る他界観―六道まいりと大文字五山送り火(六道まいりの現状)
「あの世」はどこにあるのか……。
「この世」と行き来できる他界や、美しい山の向こうに広がる他界。
「この世」とは異なる世界と認識されながら、漠然として曖昧な日本人の他界観。
『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』から中世の文字資料、「来迎図」といった絵画資料〔阿弥陀二十五菩薩来迎図/早来迎(国宝:知恩院)、山越阿弥陀図(国宝:総本山 禅林寺 永観堂/京都国立博物館)など〕、現代における民俗行事〔京都の盆行事/「六道まいり」と「大文字五山送り火」〕の観察などから、日本人の他界観形成の特性を考察する。