中国古典小説選 １０

聊斎志異　２

明治書院
竹田晃　黒田真美子　 竹田晃

• 価格: 7,040円（本体6,400円＋税）
• 発行年月: 2009年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784625664144

内容情報

[BOOKデータベースより]

『聊斎志異』は、怪異の書。しかし、際立つのは恋物語。相手は人間だけではない。「青娥」は仙女、「愛奴」は幽霊、「黄英」「香玉」は花の精、「竹青」は烏。人はなぜ恋をし、何を求めるのか。作者蒲松齢は、醜女になった絶世の美女「瑞雲」への愛を貫いた男の口を借りてこう答える。「人生の重んずる所は知己なり」と。「知己」とは、我の真の理解者、その人のために死ぬことのできる人物（『史記』刺客列伝）。人は「知己」を求めて恋をする。幽明の境界を越えて…。明末清初の暗黒時代に、真の「知己」を求め続けた蒲松齢の心の叫び。

郭秀才
橘樹
青娥
聴鏡
鬼津
僧術
禄数
鬼妻
医術
夏雪〔ほか〕

[日販商品データベースより]

漢・魏〜清代まで、各時代の代表的な作品を集めた文言小説。本巻は、清代初期の怪異譚である「聊斎志異」を収録。７〜１２巻を収め、解説・あらすじ・原文・書下し文・現代語訳・語注で構成。