- 明治外交官物語
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鹿鳴館の時代
歴史文化ライブラリー 280
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2009年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784642056809

ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
外交黎明期の日本が、如何にして西欧諸国に日本が文明国家であるかを認めて貰おうとしていたか。その努力を知る事が、米国隷属と揶揄される日本から真の主権国家へと脱却する第一歩なるのではなかろうか?義務教育では習わない日本外交の素顔が見れる一冊ではないでしょうか?(Katsuei/男性/40代)
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Katsuei
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主張する日本
現代の日本外交は、米国政府の顔色を窺ったり、自己主張を忘却している。日本がオリンピックを誘致できたのは、そんな日本が自己主張した事に驚き、熱意を感じたからに他ならないであろう。
外交黎明期の日本は、自国の利益ばかりを主張し、国際問題に無関心であり、とても成熟した独立国家とは言い難い状態だった。それが軍国主義へと繋がって行ったのだと、改めて認識させられた。
沖縄米軍基地は日本の国防に役立っているだろうか。相次ぐ事故、軍人の不祥事、韓国や中国が領海侵犯しても介入すらしない米国。その米国は、シリア内戦に関しては米国の利益を損なう恐れがあると、軍事介入を国際社会に打診している。
明治時代に日本は国際社会に認められる主権国家を目指していた。だが未だに日本は米国隷属から脱していないのではなかろうか?平成の時代となったが、今尚日本は主権国家として認めてもらうために何をすべきかを考えねばならないのではなかろうか?
オリンピック招致が、主権国家への第一歩と成ることを望む。
[BOOKデータベースより]
明治新政府は、西欧列国と肩を並べるべく外務省を創設する。不平等条約改正に奔走する鮫島尚信・森有礼ら若き外交官たち。外国賓客を饗応する鹿鳴館を造る井上馨。黎明期の日本外交を切り拓いた人々の奮闘を活写する。
野蛮と文明―プロローグ
[日販商品データベースより]外国交際事始め
外交官の誕生
「場」としての外交
動乱の秋、欧化の途
鹿鳴館外交から帝国主義へ
戦争と平和―エピローグ
明治新政府は、西欧列国と肩を並べるべく外務省を創設。不平等条約改正に奔走する鮫島尚信・森有礼ら外交官たち。外国賓客を饗応する鹿鳴館を造る井上馨。黎明期の日本外交を切り拓いた人々の奮闘を活写する。