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- 溜息に似た言葉
-
セリフで読み解く名作
ポット出版
岩松了
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2009年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784780801330

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[BOOKデータベースより]
文学作品に書かれたセリフの一言を劇作家・岩松了が読み解き、名作の世界を5人の若手写真家が写す。
『山の音』川端康成―不意の目覚めのひと言が、あなたの深層心理を表出させているとしたら?
[日販商品データベースより]『浮雲』林芙美子―女にあっさりとこんな言葉吐かれたら男はヘラヘラ笑うしかありません
『死の棘』島尾敏雄―無表情こそがケンカの王道。静かに勝利したくば「散歩に出る」と言うべし
『ある平凡』車谷長吉―人が精神のみで生きてゆけるなら、とりあえず滑稽からは逃れられよう
『春の雪(豊饒の海・第一巻)』三島由紀夫―恋をして生活から遠く離れた言葉を吐くとき、あなたはだれかを救っている
『秋風記』太宰治―自分の姿を客観的に見ることが出来ないしあわせを放棄する不しあわせ
『門』夏目漱石―結婚して口をきかなくなったって、そんなこと…ふたりが賢いだけのこと
『花のワルツ』川端康成―この言葉に得心するあなたなら、私はあなたの人生に幸多かれと祈るだろう
『屋上庭園』岸田國士―思い出せばあなたも、追いつめられて真実の言葉を吐いて素敵かも
『欲望という名の電車』T・ウィリアムズ―必死に嘘をつくとき、この世に絶対などないという普遍に近づいている貴方〔ほか〕
「御縁でもってまた一緒になろう」
──川端康成『雪国』より
文学作品に書かれたセリフの一言を
劇作家・岩松了が読み解き、
名作の世界を5人の若手写真家が写す。
2005年〜2008年に『Domani』(小学館)で連載されたコラム「溜息に似た言葉」の単行本化。
書下し『グレート・ギャツビー』の回と、5人の若手写真家による写真40点、
岩松了と若手写真家との対談から生まれた人物エッセイ「写真家の言葉」5本を追加収録。
◎いただいたコメント
騙されたり、信じたり。泣いたり、笑ったり。傷付いたり、許されたり。
言葉って、この世で一番色っぽくて危険なものなのかもしれない。
恋をしている若者も、倦怠期を迎えたご夫婦も、
この「溜め息に似た言葉」の中に、身に覚えのある瞬間を見つけるはずだ。
──小泉今日子
岩松さんの前では、すべての言葉が全裸にされます。
なので
僕は岩松さんの前では<無口な男>を演じ続けています。
──リリー・フランキー