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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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hamachobi
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衛青の活躍は面白いんだけど
中国史上でも在位期間の長い武帝を主人公とした北方謙三の中国史モノの第2巻。
第1巻は、「三国志」や「水滸伝」ほどの熱い「漢」たちの生き様を描いたものではなかったが、この第2巻はどうか。
って思って読んでみたけど、やはり、期待したほどの「漢」たちの活躍ぶりは見られなかった。
衛青という若い戦士を得て、長い間、悩まされ続けた匈奴への反撃を目論む武帝。その思惑通りの成長を遂げる衛青。
そういった成長の過程を読むのはやはり面白かったし、相手方の匈奴でも衛青のライバルたちの姿が描かれているのも良かった。
でも、まだまだ大人しいんだよね。
血湧き肉躍るような戦闘シーンの描写もいいんだけど、まだまだ、「人」の姿が見えてこない。今までの北方謙三のこの手のシリーズにあったような登場人物たちの内面の苦悩といったものが描かれていない。
そこが北方謙三の面白さだったんだと思うんだけど...
まぁ、まだ序盤も序盤。これからの展開に期待したい。
[BOOKデータベースより]
若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を撃ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の血で囚われの身に―。そして、激動の時代のなかで、若き二人の才が芽吹こうとしていた―。
[日販商品データベースより]無窮の大地を駆ける衛青。閃光のごとく現れし武才、霍去病。そして、司馬遷は遙かな天道を求む…。中国史上最大の史書を最大のスケールで描く、北方「史記」待望の第2弾。