映画と戦争

撮る欲望／見る欲望
日本映画史叢書　１０

森話社
奥村賢　

• 価格: 3,630円（本体3,300円＋税）
• 発行年月: 2009年08月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784916087980

内容情報

[BOOKデータベースより]

映画はなぜ戦争を描くことに熱心なのか。戦争映画はなぜ魅惑的なのか。戦時下の映画から、戦後の反戦映画、ＳＦやアニメまで、映画と戦争の濃密で危うい関係を探求する。

総論　戦争／欲望／表象
１　戦火のもとで（日露戦争と映画―実写映画を受容する観客の歴史性；戦争とカツドウヤ―山本嘉次郎の航空戦記三部作について；宣伝メディアとしての映画―日本軍占領下のジャワにおける映画制作と上映；米国政府による日本映画の接収と軍事利用）
２　記憶のなかの戦争／想像のなかの戦争（戦争責任論と一九五〇年代の記録映画；ドラマの中のヒロシマ、ナガサキ；従軍する女性たち―『ひめゆりの塔』にみる戦争とジェンダー／植民地表象の政治学；東宝特撮と戦争の影；戦艦大和イメージの転回；大島渚とヴェトナム；キャメラは「こじ開ける」―『ゆきゆきて、神軍』を基点に戦争表象を横断する）

[日販商品データベースより]

映画はなぜ戦争を描くことに熱心なのか。戦争映画はなぜ魅惑的なのか。戦時下の映画から、戦後の反戦映画、ＳＦやアニメまで、映画と戦争の濃密で危うい関係を探求した、戦争と映画に関する論考集。