- マルクス・アウレリウス『自省録』
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精神の城塞
書物誕生 あたらしい古典入門
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2009年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000282932
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
ローマ五賢帝の5人目、マルクス・アウレリウス・アントニヌス。軍事よりも、学問を好んだ皇帝。彼の言葉は、人間の生きる道を示す。何かに迷った時、己を鼓舞したい時、様々なシーンで彼の言葉は心に響きます。
[BOOKデータベースより]
古来、数知れぬ人々の心の糧となってきた『自省録』。成立史と影響史を明らかにしながら、易しくて難しい本の森に分け入っていく。至福の読書体験への誘い。
第1部 書物の旅路―テクスト生誕の謎(生きられたストア主義;マルクス・アウレリウスの生涯とその時代;エピクテトスの思想―ローマ時代のストア哲学;ストア派の影響と受容の歴史―賞讃・共感・批判;『自省録』という書物(一)―成立の謎・写本伝承・翻訳の歴史;『自省録』という書物(二)―誰のために?何のために?;補論 皇帝のイコン―目に見えるマルクス像)
[日販商品データベースより]第2部 作品世界を読む―自己対話のテクスト空間(『自省録』のスタイルとその思想;苦悩する魂とその救済―『自省録』の宗教性;哲学の理念―観照と実践、規則の変奏;精神の訓育―想像力の開花・書くことの意味;謎の第一巻をどう読むか―徳目の博物館・回想と自伝)
国防の陣営で苦悩する日々、マルクス帝が綴った1冊の手記。その「生きられた思想」の記録を、ストア哲学という主題が転調を重ねつつ反復・展開し響いていく変奏曲として味わい、人生における読書の意味をも考える。