異郷の誘惑

旅するフランス作家たち

東京大学出版会
石井洋二郎　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2009年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784130830522

内容情報

[BOOKデータベースより]

ネルヴァルがオリエントで見た曙の女神、ボードレールがテクストに焚きこめたエキゾチスムの薫香、ランボーに取り憑いた放浪の魔…旅立ちへのあくなき欲求とエクリチュール。

序章　旅の世紀
第１章　未開の表象―シャトーブリアンとアメリカ
第２章　東方の光―ラマルチーヌとレバノン
第３章　聖地なき巡礼―ネルヴァルとエジプト
第４章　夢の時間―ゴーチエとスペイン
第５章　幻想の南洋―ボードレールとインド
第６章　異教徒の血―ランボーとエチオピア
終章　異郷の誘惑

[日販商品データベースより]

旅立ちへのあくなき欲求とエクリチュール。ラマルチーヌとレバノン、ゴーチエとスペイン、ボードレールとインド、ランボーとエチオピアなど、１９世紀フランスを旅立った６人の作家たちの、足跡とテクストをたどる。