- 街道をゆく 37 新装版
-
朝日文庫 し1ー93
本郷界隈
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2009年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022644916
[BOOKデータベースより]
明治の日本で、欧米文化を地方に配る配電盤の役割を一手に引き受けた東京。中心は東大をもつ本郷だった。夏目漱石の「三四郎」をテキストにして、東京の成立の玄妙さを考える。登場人場に「日本は亡びるね」といわせた漱石に、深い共感を寄せる。執筆したのはバブルの崩壊が進行中の時代で、筆者も同じことを考えていたのだろう。ラストの三四郎池で、釣りの少年との会話が印象に残る。
鴨がヒナを連れて
縄文から弥生へ
加賀屋敷
“古九谷”と簪
水道とクスノキ
見返り坂
薮下の道
根津権現
郁文館
無縁坂〔ほか〕
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井沢ファン
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本郷の歴史
本郷界隈の歴史を描いている。太古から太田道灌、戦国時代などの歴史も描いているが、主に江戸時代や明治時代が中心。最後は本郷が舞台となった、夏目漱石の「三四郎」と絡めて取り上げている。夏目漱石ファンだったこともあるのだろう。学生時代に読んだ「三四郎」、忘れていた記憶が何となくよみがえりながら読んだ。小生も東京大学理科一類を受験した経緯もあって興味を覚えた。実際には受験に失敗し文転して早慶を卒業したが、もし受かっていたら当初考えていた研究者の道を進んで全く別な人生があったかもしれないと思いつつ、この内容と離脱した想像をふくらませていた。