- 街道をゆく 35 新装版
-
朝日文庫 し1ー91
オランダ紀行
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2009年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022644893
[BOOKデータベースより]
ときあたかも1980年代末の土地バブルに踊る日本をあとに、「国民が国土を創造した」オランダを訪ねる。鎖国時代の日本にとって、暗箱にあいた針穴から射しこむほどのかすかな外光がオランダだったと著者はいい、プロテスタント精神の発露たる商業活動が育てた自律的、合理的な国民性をゆく先々で実感する。さらに、レンブラントやゴッホの絵画への著者の深い理解が共感を呼ぶ。
事はじめ
光る温室
三人の迎えびと
ハイネと“オランダ人”
飛ぶオランダ人
名よりも実
流入者と自由
都市物語
鰊学校
慈愛号〔ほか〕
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井沢ファン
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鎖国時代の日蘭関係
鎖国時代に交易があったオランダとの関係を踏まえた紀行文。他に文化慣習的な違いや時代ごとに日蘭で起きたことを比較しながら説明してくれていて、違った角度から日蘭の歴史が理解できて興味深く読めた。鰊漁で生計を立てていた貧しい国オランダから、プロテスタント、商業、貿易の国としてスペインから独立し英仏よりも先を行っていたことや、傑出した画家が多く輩出したことなどが目新しく参考になった。また、著者がゴッホに紙面を多く取っていて、その人物と人生に並々ならぬ関心を持ち、その不幸な人生に悲哀と深い理解を抱いていたのは意外だった。