- アイの物語
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- 価格
- 1,144円(本体1,040円+税)
- 発行年月
- 2009年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044601164
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
内骨格タイプのアンドロイドのアイビスが、ヒトの全盛期にその時代のヒトが書いた物語を語ってくれる、7つの物語。科学用語風の単語がたくさん出てくる。複素数まで出てくる。もちろん作者の造語なのだが、理系の読者でもいかにもありそうだと思わせるような“科学風”単語。こういった単語はどんな発想から生まれるのだろうかと感心する。また意味不明な文もたくさん出てくるが、文中にもあるように“理解できなくてもよいから許容する”という精神で読めば大変面白い。万人向けではないかもしれないが、これぞSFという感じで素晴らしい。六話「詩音が来た日」七話「アイの物語」が素敵だ。(90ac/男性/60歳以上)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
人によってはすぐ気づくかもしれないが、最後のほうで「アイ」の意味が明らかになったときに「なるほど」と思うはず!(Dicky/男性/20代)
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sige
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アイビス(IBIS)に惚れてしまう
ヒトが書いた物語をアンドロイド:アイビス(IBIS)が語ってくれる、いわば千夜一夜物語のような7つの物語を聞かせる。この7つの物語を“インターミッション”として“僕”とアイビスの会話がつなぐ。
先ず読み始めて、この作品はこれまで読んだことのないタイプの小説である事に戸惑った。とにかく初めて出会う言葉だらけだ。もちろん作者の“造語”であるのだが、いかにもありそうな“科学風”単語。「脈動変光星:シュードベリ」「エネルギー鉱石:トリポリウム」「レベルE以上のプラズマ嵐」「惑星を飲み込む超次元のデルタ渦動」「何にでも変身出来る凶悪なメカノイド:リーパー」「銀河全域に知的生命の種をまいた播種者」など。とにかく作者の言葉の創造力に驚かされる。
万人向けではないとは思うが、なかなか素晴らしい作品だと思う。特に第六話は余韻が残る。作品中、松田聖子の「瑠璃色の地球」を引用しているが、You Tubeで聴きけます。
[BOOKデータベースより]
人類が衰退し、マシンが君臨する未来。食糧を盗んで逃げる途中、僕は美しい女性型アンドロイドと出会う。戦いの末に捕えられた僕に、アイビスと名乗るそのアンドロイドは、ロボットや人工知能を題材にした6つの物語を、毎日読んで聞かせた。アイビスの真意は何か?なぜマシンは地球を支配するのか?彼女が語る7番目の物語に、僕の知らなかった真実は隠されていた―機械とヒトの新たな関係を描く、未来の千夜一夜物語。
[日販商品データベースより]数百年後の未来、機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年に、アンドロイドは、かつてヒトが書いた物語を読んで聞かせるのだった――機械とヒトの千夜一夜物語。