- いつもぶうたれネコ
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2009年03月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784494025398
[BOOKデータベースより]
いつもじぶんのふこうをぶうたれているネコがいました。あるひ、たすけたネズミとともだちに…。
[日販商品データベースより]いつも自分の不幸をぶうたれているネコがいた。ある日、ふとしたことで、ネズミを助けてしまう。天敵だと思っていたネコとネズミは友だちになる。屋根の上にのぼり、ふたりで星空を眺めていると…。




















いつもぶうたれているネコがいました。なぜって、人間から逃げ出したときにちぎれた尻尾は痛いし、仲間と魚の骨をとりあいしたときに塀から落ちて折れた足は痛いし、大好きな黒ネコは車にひかれて死んでしまうし、「あーあ、やんなっちまうよ」「あたしがいったい何をしたっていうんだい。こうなったのは、みんなだれかのせいさ」と言いたくなることばかりだったからです。ある日、空き家を出るために崩れた板をどけていると、ネズミの子どもが「ふぅー、たすかったあ」と言って出てきました。本当はとびかかってつかまえたいのに、体が自由に動かないぶうたれネコは、ぷいっとネズミの子を無視して、知らんふり。その日もツイてないことばかりで風邪を引き、ふらふらで帰ってきたネコに、ネズミは「(助けてくれて)ありがとう!」と看病をします。ぶうたれネコはだんだん不思議な気持ちになってきて・・・?誰もが心に抱えたことがある、ねたましさや投げやりな気持ち。きむらゆういちさんが書くストーリーはいつもちょっと切なくて、でも目の前の誰かのことを信じよう、と気持ちが変わっていくのが不思議。驚くのは、絵を描いたエムナマエさんが、全盲のイラストレーターであること。エムナマエさんは紙をひっかくように線を引き、その跡を指でなぞって確かめながら絵を描いて、奥様にイメージする色を伝え、色を置いてもらって彩色するそうです。表情ゆたかなネコ、そして水彩の配色には透明感が溢れ、とても失明した方が描いたと思えない明るい世界が広がっています。ネコとネズミが並んで見上げる夜空の場面が印象的。チャーミングでまっすぐな絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
「人生、恵まれないことってあるよね、それにしてもこのねこはかわいそう」
そんなかわいそうなねこである「ぶうたれねこ」がねずみの子どもと出会って、ねずみの子どもの勘違いがきっかけで仲良くなり、前を向くようになる素敵なお話でした。
どうか、ぶうたれねこが、この先、幸せになれますように!(さくらっこママさん 30代・神奈川県 女の子4歳、男の子2歳)
【情報提供・絵本ナビ】