- ソフォクレース『オイディプース王』とエウリーピデース『バッカイ』
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ギリシャ悲劇とギリシャ神話
書物誕生 あたらしい古典入門
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2008年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000282826
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【2018年05月発売】























[BOOKデータベースより]
「自分は何者か」という真実を求めつづけるオイディプース王と、「ディオニューソス信仰」という宗教の現実を拒みつづけるペンテウス。“知る”ことについて対照的な態度をとる二人の主人公の行き着く先は、どちらも破滅であった。だとすれば、「汝自身を知れ」というあのあまりにも名高い神託は、いったい何を意味していたのだろうか―。古代ギリシャが生んだ最大の文学ジャンルである悲劇は、神話に取材しつつも、そこにさまざまな「仕掛け」を凝らすことで独自の発展を遂げた。劇世界では、神と人はいかに関わり、また「運」と「運命」はどう描かれるのか?物語展開の「連鎖構造」と「カタログ構造」とは?―二つの劇を縦横に読み解きながら、その尽きせぬ魅力に迫る。
第1部 書物の旅路―神話から悲劇へ、悲劇から書物へ(悲劇を「読む」ということ;神話という素材;ギリシャ悲劇の上演と伝承)
第2部 作品世界を読む―悲劇の精髄(劇の構造;ふたつの悲劇からの問いかけ;悲劇の「部品」)