文人の社会科学

守節と転向をめぐる精神史

審美社
河野基樹　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2008年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784788341234

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本の代表的現代作家の社会科学的思考の形態を検証すべく、中野重治・井上光晴・安部公房・梶井基次郎・横光利一・川端康成・小林秀雄らの、社会科学の反映、同じく見解、作品への投影など、多面に亘り綿密具体的な考察を試みる。

第１章　「紅旗征戎非吾事」―堀田善衛「定家明月記私抄」の視界
第２章　社会科学と文学者
第３章　パルタイ文学者の社会科学（党除名文学者の系譜―戦争と革命の経験；中野重治；井上光晴；安部公房）
第４章　操觚者の社会科学（詞林の交わり―“尊王”を基調とする連環；梶井基次郎；横光利一；川端康成；小林秀雄）
第５章　新しい日本の文人像―哲学・歴史・文学を併呑する精神性

[日販商品データベースより]

日本の代表的現代作家の社会科学的思考の形態を検証すべく、中野重治・井上光晴・安部公房・梶井基次郎・横光利一らの、社会科学の反応、同じく見解、作品への投影など、多面にわたり綿密具体的な考察を試みる書。