- 孤虫症
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- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2008年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062761826
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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sige
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やられてしまった
芽殖孤虫症。実在する寄生虫病。世界で14例、内日本で7例。駆除薬なし。虫体の全摘出しかなく不可能。致死率100%。何と恐ろしい。よくこんな題材を見つけたものだ。
この寄生虫は、人間が終宿主が中間宿主かも分かっていなく、ただ体内で成虫にならず、幼虫のまま分裂を繰り返して増殖し続け宿主を殺してしまう。従って成虫の同定ができていない。死体を解剖すると全身幼虫だらけという凄まじさらしい。
寄生虫というと「笑うカイチュウ」「空飛ぶ寄生虫」「体にいい寄生虫」などの著者で“寄生虫博士”の藤田紘一郎教授。自分も作品を読んで目から鱗だった。この著者も参考にしている。
ところでこの作品、殊能 将之の「ハサミ男」並みに騙されてしまうが、これはちょっとずるい。第1章でマンションの名前や都市の名前がアルファベットだったものが、2章以降、きちんと名前が書かれているのでなぜだろうと思いながら読んだが、まさか、そこまでヒッカケを読めませんよ。
[BOOKデータベースより]
「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは…。
[日販商品データベースより]「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……。メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
謎の奇病に秘められたリアルで恐い女の悪意
「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……。〈解説・豊崎由美〉