- 街道をゆく 12 新装版
-
朝日文庫 し1ー68
十津川街道
- 価格
- 594円(本体540円+税)
- 発行年月
- 2008年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022644572
[BOOKデータベースより]
大阪市から五條市を経由して渓谷をゆく。たどりついた奈良県十津川村に、筆者は親近感を持っていた。「幕末、十津川の人はじつによく働いた」とある。十津川郷士と呼ばれ、孝明天皇の信任を得、坂本竜馬らと親交をもち、新選組とも戦った。そのわりに明治後に栄達した人はほとんどいない。明治二十二年に大水害で村は壊滅、多くの住民が北海道に移住し、新十津川町をひらいてもいる。ドラマチックな谷間の「街道」がここにある。
五條・大塔村(中井庄五郎のことなど;五條へ;下界への懸橋;「十津川」の散見;天辻峠 ほか)
十津川(十津川へ入る;村役場;安堵の果て;新選組に追われた話;刺客たち ほか)
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よく知る土地をよく読む作家が書いてくれるというのは、一つの喜びだ。私にとっては十津川は特別で、幼い頃の思い出の詰まった場所で、ある種の聖域でもある。だが、作家の目は優しくも厳しい。この山奥の聖地の愛すべき歴史と伝統と、残酷なまでの変化を短い滞在の間に見抜いてしまうのである。小説家になって十津川を題材にさせてもらった時、この巻を改めて読み直した。表も裏も知ろうとする姿勢こそ、物語を書くという行為の大前提なのだ。
仁木英之/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/7/19
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】