- 殉死の構造
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2008年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061598935
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[BOOKデータベースより]
近世初期、武家社会で流行した殉死。それは主君に対する忠誠心の発露とされ、美談や悲劇として語られる。だが戦国時代、主君を犠牲にしても助かろうとした武士が、なぜそのような行動をとるようになったのか。森鴎外が小説『阿部一族』に描いた事件を契機に、細川家・伊達家の殉死者の経歴や行動を史料から丹念に辿り、武士の心情に迫る。独特の日本文化に潜んだ意外な本質とは。
プロローグ 殉死と忠誠心
1 阿部一族の悲劇
2 情死としての殉死
3 細川忠利の殉死者
4 細川忠興と光向の殉死者
5 伊達政宗の殉死者
6 下層の殉死者たち
7 殉死者とかぶき者
8 「忠臣蔵」の本質
9 武士道の成立事情
エピローグ 殉死解釈にみる死生観の転換