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[BOOKデータベースより]
今日、薬物汚染が世界的に問題になっている。日本もまた例外ではなく、すでにその害は軽視できない段階に至っているが、日本国民の多くは、日本が薬物汚染問題では被害者の立場にあるとだけ考えている。たしかに、現在、あるいは戦後の時期に限定すれば、日本は被害者である。しかし、戦前まで視野に入れれば、当時、日本は恐るべき加害者であった。すなわち、日本は世界一の麻薬生産国であって、阿片・モルヒネ・ヘロインなどの毒物を大量に、かつ長期間にわたって中国や朝鮮をはじめとするアジア諸国に密輸した。その結果、アジア諸国民は、はかりしれない害毒を被った。しかも、戦後の日本は、そういった恥ずべき行為を真摯に反省するどころか、ひたすら隠蔽し続けてきたのだ。
第1章 阿片を用いた日本の中国侵略
第2章 祇園坊の阿片密売レポート
第3章 満州国における阿片政策―謎の阿片特効薬・東光剤
第4章 阿片専売制の深い闇―後藤新平の阿片政策
第5章 モルヒネ密売を告発した日本人―阿片禁止の運動家・菊地酉治
第6章 大連におけるベンゾイリン不正輸入事件