乱択アルゴリズム

アルゴリズム・サイエンスシリーズ　４（数理技法編）

共立出版
玉木久夫　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2008年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784320121706

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　導入
第２章　平均化効果を利用する乱択アルゴリズム
第３章　標本乱択を利用するアルゴリズム
第４章　くじ引き型のアルゴリズム
第５章　その他の種類の乱択アルゴリズム
第６章　マルコフ連鎖を用いた標本乱択
第７章　脱乱択化

[日販商品データベースより]

アルゴリズムの振舞いを乱数に依存させる乱択アルゴリズムが流用されており、単にアルゴリズムといえば、今日では乱択アルゴリズムを含んでいると考えるのが普通である。しかし、実用アルゴリズムの世界では、乱択アルゴリズムの効果と価値が十分に認識されているとは言い難い。この状況を改善するには、アルゴリズム教育において乱択アルゴリズムに正当な地位を与える必要があろう。全体として、さまざまな分野の乱択アルゴリズムを網羅することは考えず、少数の乱択アルゴリズムを例として基本的な考え方のパターンを掘り下げる方針を採った。本書のレベルはやや高度であり、大学院あるいは学部の高学年でアルゴリズム理論とその基礎になる数学的素養を既に身につけた人、あるいはこの分野でこれから研究を始めようとする研究者を主な対象としている。