否定詩学

カフカの散文における物語創造の意志と原理

鳥影社
尾張充典　

• 価格: 3,850円（本体3,500円＋税）
• 発行年月: 2008年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784862651389

内容情報

[BOOKデータベースより]

カフカの作品世界を一義的な世界像に還元すべきではない。この地平からカフカ特有の創作原理を導き、その詩学を明らかにする。

第１章　文字の受胎―『流刑地にて』における文字の秘教
第２章　言葉の独房―『巣穴』における語りのトポス
第３章　自伝を語ること、あるいは物語の解体―『ある犬の研究』の言説構造
第４章　墜落する物語、あるいは物語ることへの意志―『断食芸人』の語り手の問題
第５章　ないものの夢―『うた歌いヨゼフィーネ、あるいはねずみの民』
第６章　否定詩学―無として認識される生＝文学

[日販商品データベースより]

カフカの作品世界を一義的な世界像に還元すべきではない。この地平からカフカ特有の創作原理を導き、その詩学を明らかにする。