- 世紀末芸術
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2008年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480091581
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 人の心を動かすことができなければ、芸術ではない。
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2020年09月発売】
[BOOKデータベースより]
メタモルフォーズする官能の女性像、流麗なアラベスク模様、象徴的な動植物モティーフ―。アールヌーヴォーやユーゲントシュティールなど「世紀末芸術」は、19世紀末、爛熟の極に達した西欧文化の中から、一斉に花ひらいた。混沌とした転換期の鋭敏な感受性が、華麗な装飾性や、幻想的な精神世界などを追求しはじめたのだ。そこにはすでに、抽象表現の台頭、諸芸術の綜合、芸術言語の国際化等、20世紀芸術にとって大きな意味をもつ諸問題が提起されていた。新時代への「美の冒険」でもあった芸術運動を、絵画や彫刻、建築、装飾、デザインの分野にわたって捉える。
序章 世紀末芸術とは何か(転換期の芸術;新しい芸術理念;頽廃と新生)
第2章 世紀末芸術の背景(社会的風土;機械文明の発達;ジャーナリズムの繁栄;遙かな国・遠い国)
第3章 世紀末芸術の特質(華麗な饗宴;魂の深淵;よく見る夢;音楽性と文学性)
第4章 世紀末芸術の美学(象徴主義;綜合主義;科学主義)
結び 二十世紀への道