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[BOOKデータベースより]
「ウエスト・サイド物語」の巨匠は臆病な“密告者”だったのか?『滑稽な巨人』(第22回新田次郎文学賞)の著者がさぐるアメリカ・ミュージカルの輝く光と深い影。
第1章 ジェローム・ロビンスが死んだ(底ぬけの幸福感の記号;裏切りの記憶)
[日販商品データベースより]第2章 非米活動委員会での証言(振付家でダンサーです;naming names ほか)
第3章 ニューヨークのユダヤ青年(三重のマイノリティ;ユダヤ人移民の子 ほか)
第4章 踊る水兵(わが友バーンスタイン;同性愛とナショナリズム ほか)
第5章 ミュージカル映画、街へ(ジーン・ケリー登場;世界劇場ニューヨーク ほか)
第6章 密告前後(愛人モンゴメリー・クリフト;脅迫 ほか)
第7章 地獄の底から(四十五年間の沈黙)
「ウエスト・サイド物語」などで20世紀を代表する振付家ジェローム・ロビンス。その栄光の生涯に潜む影を「ユダヤ」「ゲイ」「共産党」、そして「赤狩り」を軸に鮮やかに描く、津野流評伝の傑作。