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[BOOKデータベースより]
昭和という時代、とくに戦前は、子どもにとって親は絶対的な権威ある存在だった。たとえいじめや抑圧にあっても、反抗することは許されなかった。まして、子どもが親を殺害するというような事件は考えられなかった。だが、親とのそんな相克に苦しみながらも、かえってそれをバネにして、作家として数々の名作を残した人たちも多かったのである。親子関係が崩れてしまった平成の時代、そのあり方に反省を促し、救いを提起する、ユニークな1冊。
痛烈なアンチ父の生きざま―三島由紀夫
[日販商品データベースより]「川口家は俺から始まる」といえる実績―川口松太郎
「乞食王子」の反骨精神―吉田健一
文名に気圧されたか晩年の父―水上勉
親の愛に飢えていた生涯―太宰治
「くそ婆あ」に反発した七十九年―今東光
超楽天家の父と超苦労性の母―松本清張
亡父は年下の文学青年―吉行淳之介
経済的困窮と老醜への憐憫―山口瞳
親の醜悪部分を徹底的に描く―丹羽文雄
私生児のコンプレックスを超えて―高見順
父親ゆずりの「唯我主義」―永井荷風
親に似ぬ自分をつくりあげたい―井上靖
「転移」で救われた青少年期―芹沢光治良
近親憎悪と自己嫌悪の少年期―坂口安吾
ポンチ画描きより芸術家に―岡本太郎
詩人の魂と実業家の使い分け―辻井喬
太宰治、三島由紀夫、松本清張など、昭和を代表する作家たちは、親との相克を乗り越えて数々の名作を残した。親子関係が崩れてしまった平成の現代、そのあり方に反省を促し、救いを提起するユニークな1冊。