「お金」崩壊

集英社新書　０４３７Ａ

集英社
青木秀和　

• 価格: 792円（本体720円＋税）
• 発行年月: 2008年04月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784087204377

内容情報

[BOOKデータベースより]

お金とは、何かを購入するための「手段」だった。ところが、いつの間にか、お金自体が「商品」として扱われるようになってしまった。社会でモノやサービスを購入するお金と、バーチャルな金融市場を行き交うお金とが乖離してしまったのである。私たちの社会は、そんなお金の暴走に翻弄されている。「お金とは何なのか？」という根源的な問いかけから出発し、財政赤字、年金制度、グローバリズム、エネルギー問題など様々な論点に迫る、まったく新しい経済論＝社会論の誕生。

第１章　空洞化する貯蓄（国の債務は八三四兆円、地方の債務は二〇一兆円；個人金融資産は一五三三兆円　ほか）
第２章　なぜ公の債務は増え続けるのか？（借金への誘い；お金の三機能　ほか）
第３章　お金の本質（資金循環；中央銀行システムの成立　ほか）
第４章　お金を“冗談”にしないために（生産とは；資源循環　ほか）

[日販商品データベースより]

何かを購入するための「手段」だったお金は、「商品」として扱われるようになってしまった。本書は、「お金とは何なのか」という根源的な問いかけから出発し、財政赤字、年金制度など様々な論点に迫る新しい経済論。