王の表象

文学と歴史・日本と西洋
青山学院大学総合研究所叢書　

山川出版社（千代田区）
渡辺節夫　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2008年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784634672154

内容情報

[BOOKデータベースより]

王権の表象を広義の文学作品のなかに読み取り、それぞれの時代と社会がもつ王および王権のイメージをとらえ、王権観の時代的・地域的な差異を明らかにする。

第１章　皇帝にふさわしい人物―ローマ元老院貴族の皇帝観
第２章　“やまとことば”の記述と古代王権―非漢語圏における漢字の受容と固有語文の形成序説
第３章　日本古代の天皇―王権と宗教
第４章　一世源氏の物語としての『源氏物語』―皇族・王朝・天意
第５章　武勲詩に見るフランス中世王権像―初期ギヨーム詩群の歴史的考察
第６章　中世後期のフランス王のイメージ―至高の裁判官―理論と実践
第７章　フランス・ルネサンス期の文学に見る王権の表象―「神の王国」「魔の王国」
第８章　王権を支えた歴史解釈―テューダー朝の正統史観とシェイクスピア史劇

[日販商品データベースより]

王権の表象を広義の文学作品の中に読み取り、それぞれの時代と社会が持つ王および王権のイメージをとらえ、王権観の時代的・地域的な差異を明らかにする。王のイメージを読む１冊。