- 天切り松闇がたり 第4巻
-
集英社文庫 あ36ー15
昭和侠盗伝
- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2008年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087462739
[BOOKデータベースより]
時は昭和九年。関東大震災から復興を遂げ華やかなモダン東京を謳歌したのも束の間、戦争の影が徐々に忍び寄っていた。ついに寅弥が我が子のようにいとおしんできた勲にも召集令状が届く。国の無体に抗おうと松蔵らが挑んだ企みとは?激動の時代へと呑みこまれていく有名無名の人々に安吉一家が手をさしのべる五編。人の痛みを、声なき声を、天下の侠盗たちが粋な手並みですくいとる。
[日販商品データベースより]ご存知目細の安吉一家が昭和東京を駆け抜ける
今宵、天切り松が語りまするは、昭和初期の帝都東京、近づく戦争のきな臭さの中でモボ・モガが闊歩する時代。巨悪に挑む青年期の松蔵と一家の活躍を描く傑作シリーズ第四巻。(解説/すまけい)
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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sige
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最期まで飽きさせなかった
第四巻は、時代が進んで昭和の話となる。子どもだった松蔵も大人になっている。安吉一家の者たちも、それぞれ燻し銀のような渋いイメージになっている。内容的には、今までと同じ流れであるが、題材が昭和ということもあって、少し自分に身近になったように感じる。
シリーズはこれで終わりだが、最後まで飽きさせなかった。語り口もいいし、人情味あふれるし、ほのぼのしたり、ニンマリしたりしながら読める。泥棒を美化していると見られるかもしれないが、こんな泥棒なら今の世の中大歓迎だと思う。