- 朝鮮後期漂流民と日朝関係
-
- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2008年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784588080272
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[BOOKデータベースより]
本書では、膨大な対馬藩政史料などを読み解き、近世日朝間に生じた漂流問題、漂流民送還を実務的に担った対馬藩と朝鮮・東莱府役人との外交折衝の実態を追究する。前近代における両国沿岸部の漁民・海民らの遭難・漂流・漂着・送還をめぐり、民衆レベルでの接触・交流および日朝の外交交渉はいかに行われたか、その困難かつ複雑な問題を解決する過程を通じて、「漂流民送還体制」と「善隣友好」の実態、近世日朝関係史の実像に迫る労作。本書はまた、日本の中世史・近世史研究における近年の動向に呼応し、その成果を踏まえ、学問的交流を実らせた業績でもある。
第1部 朝鮮後期漂流民送還体制と日朝交隣(朝鮮前期、漂流・漂着に対する朝鮮の認識と漂流民送還;朝鮮後期、沿岸住民の日本漂着と朝鮮の対応;朝鮮後期、漂流民送還体制と対日関係;朝鮮後期、日本人の朝鮮漂着と送還;開港前期における日本の政治的変動と漂流民送還体制の変質)
[日販商品データベースより]第2部 朝鮮後期漂流民送還をめぐる日朝交渉と交隣の実態(一六八二年の漂流民「順付」送還実施と対馬藩;一七三六年、日本漂船に対する「雑物」支給と日朝交渉経路の変更;日本における朝鮮人漂流民送還事故と「善隣友好」の実態)
膨大な対馬藩政史料を読み解き、近世日朝間に生じた漂流問題の実態、漂流民送還を実務的に担った対馬藩と朝鮮・東莱府役人との外交折衝の最前線を実証的に追究する。沿岸地域住民の誰もがなりうる漂流を分析の対象とし、日常的な日朝の交流、民衆レベルでの日朝関係が外交交渉をいかに動かし、また後者が前者をどう規定するかを見据えた、近世日朝関係史の新生面を切り開く労作。