[BOOKデータベースより]
この本では聴覚障害のおともだちの、ある日の一場面をとおして、聴覚障害がどんな障害なのかをしょうかいしています。まわりの人たちからみると「なんでだろう」と思う場面と、おともだちのためにした工夫をしょうかいしました。
第1章 どうしよう!?こんなとき(じゅんやくんの場合(宿題をわすれた;ときどき発音がちがう);はるこさんの場合(約束の時刻をまちがえた;補聴器から音が);けいこさんの場合(手話ではなしかけてきた))
第2章 聴覚障害ってなに?(きこえない、きこえにくいという障害です;ひとくちに聴覚障害といってもさまざまです;きこえにくい人のコミュニケーションのために;日常生活をたすける道具がある ほか)
目に見えにくい障害を理解するための最初の一歩。学校や家庭でよく見られるケースを本人の視点に立って解説した、子どもも大人も一緒に考え学ぶ本。本巻では、聴覚障害を取り上げる。〈受賞情報〉学校図書館出版賞大賞(第10回)
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手話を学んでいるので、聴覚障害の理解のために読んだ一冊。
子ども向けの内容になっているので、最初に漫画風の困ったことの実例→理由→対策方法、という形で3人の聴覚障害の子どもたちの学校生活が紹介される。
その後、聴覚障害の仕組み、対応のしかた、暮らし方の工夫、参考資料などが紹介されている。文字も大きく、絵も多く、やさしい印象なので読みやすい。
手話を学んでいると、必ず聴覚障害者の歴史や活動、障害の仕組み、人によって状況が違う、補聴器や人工内耳などの機器、その他もろもろたくさんの事を学ぶ必要が出てくる。大人向けの本と一緒に、こういう子ども向けのわかりやすい絵本を見て、理解を深めるといいのではと思った。
ソフトな表現で、しっかりハッピーエンドで話を終わらせているので安心して読むことができる。実際の生活では、なかなか難しい問題もあるのだが、人生の早い段階の、心の柔軟な時期に、素直に理解ができれば、いじめや誤解、差別などが減っていくのではないかと思う。
手話を学ぶ時に、ろう者の経験談などを聞いたが、改めて絵本で見て、大変だったのだなあとわかった。学校の他に発音やことばの教室に通ったりして、人の何倍も努力したのだと思ったら、手話をそういう人たちから学べる今の自分の状況がありがたいと思った。手話を学ぶ意欲が高まり、聞こえない人たちが前より身近に感じられるようになった。(渡”邉恵’里’さん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】