[BOOKデータベースより]
『論語』全体約五百章から、短くわかりやすい言葉二十章を選び出した、『論語』の入り口に立つ入門の書。そのどれをとってみても、だれの心にもひびく内容が融かしこまれている。
1 「学ぶ」とはどういうことでしょう(昔の人の教えを大切にする―子曰わく、「故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為るべし。」;自分なりの考えを持つ―子曰く、「学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆し。」 ほか)
2 どのように毎日を過ごしたらよいのでしょう(今日の自分をふりかえってみる―曾子曰わく、「吾日に吾が身を三省す。“人の為に謀りて、忠ならざるか。朋友と交わりて信ならざるか。習わざるを伝えしか。”」;相手から理解されるより、相手のことを理解する―子曰わく、「人の己を知らざるを患えず。人を知らざるを患う。」 ほか)
3 いちばん大切なもの、それは「仁(思いやり)」です(うわべだけの言葉は、心に届かない―子曰わく、「巧言令色、鮮し仁。」;わかり合える仲間は、きっといる―子曰わく、「徳は孤ならず、必ず隣有り。」 ほか)
4 理想の人=君子とは、どんな人なのでしょう(「それは正しいことだろうか」と、自分で自分に問いかける―子曰わく、「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」;100の言葉より、1の行動―子曰わく、「君子は言に訥して、行に敏ならんことを欲す。」 ほか)
いざという時に支えとなり、幸せを倍増してくれる、美しい言葉と知恵の宝庫「論語」から、子どもの目線で解説した20章を厳選。子どもと大人で一緒に論語を楽しむうちに、自然と思いやりや素直な心が芽生える1冊。
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価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2013年11月発売】






















子ども向けの論語の本を探して3年程たって、書店でやっと出会った本です。
自分の学齢期には、耳慣れぬ言い回しに面白さを覚えるよりも、窮屈さを感じ、『難解』の呪縛から解放されることの無かった『論語』。
この年になって、やっと身にしみいるようになってきました。
素読の魅力も、今になれば理解できるようになりました。
“お勉強”と子どもに構えさせず、素読を楽しんでいます。
約500章ある中から、短く解りやすい言葉二十章が選ばれています。
一見開きに、右のページに書き下し文・白文・現代日本語訳、左のページに子供用解説というスタイル。
1日、1ページのペースで読みました。
今では、好きなページを諳んじられるようになりました。
リビングに常置し、いつもパラパラ見ています。
彼のこれからの人生の中で、どこかで立ち止まり『小学生の時に良く意味も理解せず諳んじてたなぁー。今ならわかるなぁー。』という場面を想像しつつ、二人で遊び感覚で繰り返し読んでいます。
できれば、もう少し早く(未就学期)に出会いたかった一冊です。(アダム&デヴさん 50代・青森県 男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】