[BOOKデータベースより]
優秀な外科医トマーシュは女性にもてもて。しかし最初の妻と別れて以来、女性に対して恐怖と欲望という相反する感情を抱いている。彼は二つの感情と折り合いをつけ、複数の愛人とうまく付き合うための方法を編み出し、愛人たちとの関係をエロス的友情と呼んで楽しんでいた。そんな彼のもとにある日、たまたま田舎町で知り合った娘テレザが訪ねてくる。『アンナ・カレーニナ』の分厚い本を手にして。その時から彼は、人生の大きな選択を迫られることとなる―「プラハの春」賛同者への残忍な粛正、追放、迫害、「正常化」という名の大弾圧の時代を背景にした4人の男女の愛と受難の物語は、フランス亡命中に発表されるや全世界に大きな衝撃を与えた。今回の翻訳は、クンデラ自身が徹底的に手を入れ改訳を加えて、真正テクストと認めるフランス語版からの新訳決定版である。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 世界文学全集 2ー07
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2009年03月発売】
- 世界文学全集 1ー02
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2008年01月発売】
- 世界文学全集 2ー08
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2009年06月発売】
- 私のカトリック少女時代
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2019年04月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
ほんらぶキャンペーン
-
「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 この本には高校の時に出会いました。私は高校に入ってから心理学や哲学の本にハマり始めたのですが、恋愛モノや推理モノなどの小説にはなかなか興味が持てませんでした。ただ、ちょうどお芝居の仕事を始めた頃でもあったので、「映像と照らし合わせながら原作本を読めば、小説にも興味が持てるかな?」と思ったことをきっかけに、どんどん小説が好きになっていきました。この作品もまず最初に映画と出会い、ジュリエット・ビノシュの演技に感動をして、それから本を手にとりました。心理的な描写が多く、独特の哲学がある作品。よく「映画は原作に勝てない」と言われることがありますが、この作品に関しては映画と本がそれぞれ別物として成立していて、どちらが良いとかではないんです。本としても好きになれましたし、映画としても好きになれた。だからこそとても印象的な作品です。
この本には高校の時に出会いました。私は高校に入ってから心理学や哲学の本にハマり始めたのですが、恋愛モノや推理モノなどの小説にはなかなか興味が持てませんでした。ただ、ちょうどお芝居の仕事を始めた頃でもあったので、「映像と照らし合わせながら原作本を読めば、小説にも興味が持てるかな?」と思ったことをきっかけに、どんどん小説が好きになっていきました。この作品もまず最初に映画と出会い、ジュリエット・ビノシュの演技に感動をして、それから本を手にとりました。心理的な描写が多く、独特の哲学がある作品。よく「映画は原作に勝てない」と言われることがありますが、この作品に関しては映画と本がそれぞれ別物として成立していて、どちらが良いとかではないんです。本としても好きになれましたし、映画としても好きになれた。だからこそとても印象的な作品です。
広末涼子/著名人 女優
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/03/01
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】