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[BOOKデータベースより]
近代科学に対するアンチテーゼとして「複雑さの科学」というレトリックが氾濫する。しかし、その深層にある非線形という数学的構造は曖昧にされることが多い。本書は、線形と非線形、乱れと秩序などを対比させながら、その本質をできるだけ多くの方に知ってもらおうと書かれた意欲作である。最小限の厳密な解説は、各章にノートとして付した。
1 非線形とは(自然と科学;スケールをもつ現象、そのための理論;線形理論の領野;非線形―その現象と構造)
2 規則性からカオスの深淵へ(秩序を読み解く―幾何学化された自然;関数―秩序の数学的表現;分解によって現れる秩序;変動の中で変わらぬもの;対称性と保存則)
3 複雑系に向きあう科学(予測困難な現象;ランダム(不規則)という仮説;集団現象)
4 ミクロとマクロの連接(構造とは何か;トポロジー―差異を見定めるための体系;現象のスケール/法則のスケール;階層の連関と複雑性)