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[BOOKデータベースより]
「わたしは光に照らされる感覚は好きではない。それはひっそりと隠れている安全な感覚をわたしから奪い取り、肉体のあらゆる器官がさらけ出されるような思いを強いる。わたしは慌てて、すぐ皮膚の毛穴の一つ一つに歩哨をたてる。光にわたしをのぞき見られないように。しかし世間には太陽が多すぎる。…わたしはよくわかっているのだ。どんな種類の光であっても、それに覆われてしまう生活は、虚飾と嘘に満ちたものだということを」。女性の官能の美と自分の存在とは何か?を「肉体の言語」で描き、世紀末の中国に新しいアイデンティティの可能性を示唆した長編小説。
[日販商品データベースより]中国の新しいアイデンティティを作り上げた、現代中国の長編小説、待望の翻訳。
▼中国の「今」をつたえる長編小説。著者の陳染(チェン・ラン、1962年生まれの女性作家)は、現代の中国文学界を代表する作家の一人、本作が日本で初めて紹介される単行本作品となる。本作は、アメリカでも英訳出版され、注目を集めている。
▼30歳になろうとする女性ニュウニュウを語り手に、鋭敏な少女時代、担任教師からの嫌がらせにあう小中学生期、その嫌がらせが歪んだ愛=欲望に気付くハイティーン期、広場に起こる政治のうねりと恋愛の重なる大学生時代、恋人の国外逃亡、姉とも慕う隣人女性の死、母の死、と続く不幸を逃れるようにバスルームにひとりこもって回想する。女性の官能の美と自分の存在とは何か? を「肉体の言語」で描き、世紀末の中国に新しいアイデンテ ィティを示唆した長編小説。
▼リアルと幻想を綯交ぜた繊細で強靭な表現を日本語で再現した素晴らしい翻訳。