[BOOKデータベースより]
質実剛健にして自立心豊か、他人の世話にならぬよう、他人の世話をするよう、藩校「克従館」以来の文武の奨励が、村上人の魂を磨いてきた。三面川に跳ねる鮭の銀鱗の如く輝く。
第1章 村上藩の発足―北越の要害村上城、室町時代の本庄氏から始まる。
第2章 たび重なる藩主の交替―大名家は九家もかわり、石高は次第に減少した。
第3章 内藤家の入封―百六十年続く内藤氏の入部により村上藩は安定した。
第4章 内藤家の政治と経済―内藤家は文武を奨励したが藩財政は次第に悪化する。
第5章 城下の風物―飢饉もなく、鮭や豊富な物産で豊かに繁栄した。
第6章 逼迫する藩財政と立て直し策―財政の緊迫で庶民の負担も増大した。
第7章 戊辰戦争と村上藩―藩論不統一のうちに戦争は終結したが、減封もなかった。
エピローグ 侍根性と町人根性
出羽街道・米沢往還道の起点であったため、戦国期は軍事的に重要な土地であった村上。村上義明に始まる村上藩が、のちに次々と治める大名家が変わるその歴史を、藩発足から戊辰戦争まで、詳細に綴る。
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