中世の武家と公家の「家」

吉川弘文館
菅原正子　

• 価格: 12,650円（本体11,500円＋税）
• 発行年月: 2007年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784642028721

内容情報

[BOOKデータベースより]

中世に成立した「家」とは何か。旗や家紋、家業を経いだ女性、所領の運営、年中行事や人生儀礼などを通して、「家」の成立を考察。武家と公家、二つの社会集団・身分階級の「家」の実態を、文化と経済の両面から解き明かす。

中世の「家」について
第１部　旗と「家」（旗を揚げること；鎌倉時代の旗と武士の「家」；中世の御旗―錦御旗と武家御旗；長尾為景と錦御旗；戦国時代の小旗・指物について）
第２部　女性と職と「家」（女性の宮司・禰宜―武雄神社と宇佐八幡宮；中世後期の比丘尼御所―大慈院の生活と経営；遊女の座と久我家）
第３部　「家」を支えた経済（山科家の経済と「家」；山科家と播磨国下揖保荘；山科家の家司大沢久守と山城国山科東荘―在地武士としての考察；加賀国若松荘のゆくえ―烏丸冬光と没落将軍足利義材）
第４部　「家」の行事と儀式（中世後期の年中行事と人生儀礼；中世の貴族社会における盆行事―拝盆・墓参・風流灯篭；七五三の源流；男子の成長と儀礼）
「家」の成立と特質

[日販商品データベースより]

中世に成立した「家」とは何か。旗や家紋、家業を継いだ女性、所領の運営、年中行事や人生儀礼などを通して、「家」の成立を考察。武家と公家の実態を、文化と経済の両面から解き明かす。