[BOOKデータベースより]
ある晩、象は象小屋で「苦しいです、サンタマリア」と、つぶやいた…。
[日販商品データベースより]地主のオツベルと、その仕事場に現れた白い象。オツベルは象を言いくるめ、働かせます。初めは労働を楽しんでいたが、次第に疲弊する白象。ある晩、「苦しいです、サンタマリア」と、つぶやきます。
人間の欲に痛めつけられた白象を助けるため仲間の象が押し寄せてきて…。
象の感情が画面から溢れてくるような力強いタッチと色使い。クライマックスの象の押し寄せてくる場面は圧巻です。
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作者の作品は知ってるつもりだったけど、実際は全然知らなかった。
あまりに有名で自分も知ってる気になってたらしい・・・
読み始め、きっとハッピーエンドと思いながら進める。
ん、なんか様子が変わってきたぞ・・
人の都合のいい勝手な思い、欲望
象の好意を逆手にとる悪知恵はたらく、あくどさ
いつの時代もこんな人間っているもんだなあと悲しくなる
人間と動物、あらゆるもの(全ての生き物、自然など)が助け合い共存できる世界を作者は願っていたと聞いた事がある。
この作品に限らず宮沢賢治の作品にはそんな思いがこめられているという。
欲張りにはバチがあたるものだ。
ぱっと見の絵も目を引くが、わりと長い話の中で
1日の終わりにつぶやく象の言葉がなんだかしみる(ねーねーさん 30代・山口県 女の子13歳、女の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】