少年をいかに罰するか

講談社＋α文庫　Ｇ１６０・１

講談社
宮崎哲弥　藤井誠二　

• 価格: 922円（本体838円＋税）
• 発行年月: 2007年09月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784062811439

内容情報

[BOOKデータベースより]

２０００年１１月、少年法は半世紀以上ぶりに改正、重罰化された。そして、少年犯罪をめぐる新たな裁判―２００７年５月、光市母子殺人事件の差し戻し審議―が始まった。被告の元少年に対する判決を、日本中が注目している。「少年は死刑にするべきか…」。改正少年法の矛盾点と改善案を、評論家とジャーナリストが徹底討論。少年犯罪の実情を公開し、いま何を変えるべきかを探る一冊。

序章　「少年法改正」と光市母子殺害事件をめぐって（「少年」の概念；「少年」を裁くのか、「脳」を裁くのか；光市母子殺害事件に関する精神鑑定）
第１章　風潮（少年犯罪の真実；現代の少年事件の本当の特徴）
第２章　システム（改正で事実認定の欠陥は埋められたか；改正法の重罰化をどうみるか；少年の更生はどうすべきか）
第３章　被害者と報道（混乱する少年犯罪報道；被害者は何を求めているのか；被害者をい癒すために何ができるか；少年犯罪を論じた知識人を斬る）