- サウスバウンド 上
-
- 価格
- 607円(本体552円+税)
- 発行年月
- 2007年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043860012
[BOOKデータベースより]
小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。―2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説。
[日販商品データベースより]小学6年生の二郎にとって、悩みの種は父の一郎だ。自称作家というが、仕事もしないでいつも家にいる。ふとしたことから父が警察にマークされていることを知り、二郎は普通じゃない家族の秘密に気づく……。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。

ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「日本列島 本の旅」レビューコメント
破天荒な父の思いつきで東京から沖縄・西表島へ移住した一家の様子が少年の視点で語られる。父の無茶ぶりは悪徳リゾート開発業者との闘いでいかんなく発揮される。西表島の自然の美しさや子供たちの生活が生き生きと描かれていて、読み終わった後、どうしても見たくなり西表島へ行ってしまいました。(ともちゃん/女性/50代)
-
sige
-
これは一気読み作品だ
小学校6年生の主人公と友だちの話、そして元学生運動過激派の父母とその“同士”が巻き起こす騒動の話。
主人公を巡る学校での生活は、不良に対抗する話とか出てくるが友達のキャラがそれぞれユニークで面白い。
石田衣良の“フォーティーン”のような雰囲気かな。おどおどとたじろぎながらも若さにあふれていて清清しい。
それに対して店を開いて家計を支えている素敵な母さんと、本を出版するといって家でゴロゴロしている大きな父さんだが、“同士”との活動は完全に大人の活動。
この子どもの活動と大人の活動が混ざり合っているところがこの作品の良さか。