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[BOOKデータベースより]
中世の終り、底流に渦巻いていた近代語は、この時代に入って、にわかに水面に露呈し、滔々たる水流となる。きびしい封建体制下、上方と江戸の地方差、武士と町人の身分差を反映しながら流れつづける近代語の波頭に、芭蕉や西鶴が新しい発想と芸術を展開する。
第1章 近代への羽ばたき
[日販商品データベースより]第2章 上方語と江戸語
第3章 社会のひろがりとことば
第4章 近世文学にみる発想法の展開
第5章 江戸時代の出版と教育
第6章 言語の学問としての国学
日本語を日本人の歴史を通して把握しようとした無比の名著の復刊。本巻は江戸期の上方語と江戸語、雅語と俗語、西鶴と芭蕉、出版と教育、国学などを話題に、近代語の流れを幅広く明らかにする。