- 権力と暴力
-
- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 2007年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623049462
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[BOOKデータベースより]
近代以降、アメリカ合衆国ほど憲法や政治体制が長期にわたり安定をみた国家はまれである。しかし、この安定性とはうらはらに、アメリカほど多種多様な暴力的紛争に直面し続けてきた社会もまたまれである。政治権力の安定性と社会的暴力の遍在という矛盾する二つの現象は、アメリカの内部でいかに併存してきたのか。そしてこの二面性は、アメリカと外部の世界とのかかわり方にいかなる影を落としてきたのか。権力と暴力の相克をとおして「アメリカ」に接近を試みる。
アメリカニズムと暴力
第1部 国民国家建設と暴力(植民地社会の安定と脅威―一八世紀前半のヴァージニア;アメリカ革命期の群衆暴動と社会秩序の変容;自由の暴力、秩序の暴力、言葉と暴力―ウィスキー反乱における共和政観の交錯;ヴィジランティズム・人民主義・国家;南部の再建と暴力―サウスカロライナ州における「秩序の回復」)
第2部 産業社会の発展と暴力(移民国家アメリカの「国民」管理の技法と「生‐権力」―人種主義と優生学;アメリカ例外論と反組合主義;企業社会の権力―戦時労使関係にみるその「制度化」;都市社会の秩序と暴力)
第3部 グローバル化社会と暴力(「自由の帝国」に「女」は住めない―武装権から考える「アメリカのフェミニズム」;暗喩としての車―交通暴力の表象史;戦争とアメリカ外交)
アメリカ史のなかの暴力