[BOOKデータベースより]
第1章 基礎となる空間(線形空間;位相空間;距離空間;ノルム空間とバナッハ空間;バナッハ空間の例;内積空間とヒルベルト空間)
第2章 線形作用素(線形作用素の有界性とノルム;線形作用素の積と逆作用素;線形作用素の例;ベールの定理より導かれる諸定理;閉作用素;コンパクト集合と点列コンパクト集合;コンパクト作用素;スペクトルと固有値)
第3章 共役空間(共役空間の例;ハーン・バナッハの拡張定理;第2共役空間、回帰性;弱位相と汎弱位相;弱収束と半弱収束;凸集合、ミンコフスキーの汎函数;汎弱コンパクト集合;弱コンパクト集合;共役差要素)
第4章 函数空間(連続函数の空間C(Ω);C(Ω)のコンパクト集合; ほか)
第5章 ヒルベルト空間(正規直交系;閉部分空間、有界線形汎函数 ほか)
(初版1974年5月刊行) 本書は,函数解析の主要な基礎部分をなすバナッハ空間とヒルベルト空間を扱い,その理論的な解説に重点をおいて丁寧に記述.また,各章末の練習問題の略解を巻末に収め,読者の理解の一助とした.