- 日本文学二重の顔
-
〈成る〉ことの詩学へ
阪大リーブル 002
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2007年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784872592351
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[BOOKデータベースより]
宝誌和尚像の顔の表皮がめくれ、内側からもうひとつの顔がのぞく。読むものと読まれるもの、見ること、見えること、見られることの間に不思議な変化や変身が生まれ、古典の世界は新たな相貌を帯びてくる…著者は二重・三重に意味が満ちている日本文学の深みに分け入り、多層化・多面化するテクストの機微を解読する。源氏、徒然、明恵の夢、柳田民俗学から落語の世界まで広く深く渉猟し、“成る”をめぐって展開する書き下ろし力作評論。
第1章 二重の顔(桂枝雀『猫』のこと;裂けた顔、覗く顔―宝誌和尚立像 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 『源氏物語』の秘匿の顔(裏の顔、もう一つの顔;すきまと日本文化―垣間見と『源氏物語』 ほか)
第3章 『徒然草』の二層の「心」(『源氏物語』と『枕草子』;『徒然草』にとっての『源氏』と『枕』 ほか)
第4章 夢とわたし―もう一つの自伝(夢と物語;物語と夢 ほか)
第5章 「目」の物語(夢と目覚め―まなざしの問題へ;「邪視」の視界―いにしえの「目」と「木」 ほか)
日本の古典文学や芸能のテクストを読解するとき,読むものと読まれるもの,見ること,見えること,見られることの間に,不思議な変化や変身がもたらされ,古典の世界は新たな相貌を帯びてくる.著者は二重,三重に多層化・多面化するテクストの深みに分け入り,そうすることで,その面白さ,奥深さを読者に味わわせてくれる.私たちはいつのまにか,日本文学の魅力にとりつかれているのに気づく.