ヨーロッパ史のなかのエリート

生成・機能・限界
早稲田大学総合研究機構ヨーロッパ文明史研究所叢書　２

太陽出版（文京区）
井内敏夫　

• 価格: 4,620円（本体4,200円＋税）
• 発行年月: 2007年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784884695057

内容情報

[BOOKデータベースより]

民主政期アテナイの富裕者と政治
テキストとしての『ゲルマニア』―農地制度・政治組織・従士制
カール大帝期の宮廷とエリート
中世初期領主制と鉄工業者―従属と自立のはざまで
シトー会修道院『ヘンリクフの書』にみる一三世紀ポーランド社会の変容―土地領主制・「公の農民」・ドイツ植民
大シスマ（一三七八‐一四一七）と学識者―枢機卿フランチェスコ・ザバレッラの場合
一四〜一六世紀初めのドルドレヒト市行政職就任規定と執政門閥
近世スイスの都市門閥―ルツェルンの場合
合意政治のコスト―一六世紀神聖ローマ帝国における議会使節の経済的基礎と活動費用
近世ドイツにおける神学者の権力と“言説・メディアの力”―一五六二年の都市マクデブルクの紛争を手がかりに
近世ポーランドにおけるヘトマン（軍司令官）職―その社会的役割の変遷を中心に
一九世紀前半期のドイツにおける「コルポラツィオン」と「アソチアツィオン」
一九世紀バルト海沿岸諸県の啓蒙・教育活動とロシア帝国―『ロシア国民教育省広報』を中心に
ヨーロッパ・ロシア西部、辺境諸県の統治問題―一八九六−一九〇三年　中央政府官僚と地方自治
サルバドール・ムニョス・ペレスとアンダルシアの反革命
政治への歴史家のかかわりに関する一考察―エストニア人歴史家ハンス・クルースの思想と実践