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[BOOKデータベースより]
第1部 “私”を求めて―境界を越える作家たち(失語の迷宮―コンラッド『密偵』における「語り」の問題;越境する少女たち―アンジェラ・カーターが語り替えた二つの物語;怪異分身譚をめぐる「私」への恐れ―マージョリー・ボウエン「内なる鏡」を中心に;寡黙の豊穣―カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』;越境を拒む者たち―もうひとつの教養小説の系譜)
[日販商品データベースより]第2部 見失われる“私”―言語意識の転換(言語による修復―イアン・マキューアンの『讀罪』;幻視の海―コンラッド『ナーシサス号の黒人』における「視覚」の問題;ジェイムズ・スティーヴンズの小説『金の甕』―作家としての自立と創作の方向性;破滅に向う芸術家の魂の輝き―『月と六ペンス』再読)
第3部 “私”の解体―モダニズムのもたらしたもの(ゆれる意識の網のなかで―ヴァージニア・ウルフとモダニズム;肖像写真とヴァージニア・ウルフ―未完の自伝「過去のスケッチ」を中心に;国家の行方―『ハワーズ・エンド』に変奏される愛と結婚の物語;ジョージ・ムアの小説―『湖』とエグザイルの思想;垂直の時の彼方へ―『フランス海軍大尉の女』の謎を追う)
第4部 “私”の変容―ホロコーストの後に(「負の遺産」が未来を拓くとき―受け継がれた『アンネの日記』;「私」がビルマ体験で見たもの―ジョージ・オーウェルの「絞首刑」と「象を撃つ」をめぐって;ポストコロニアリズムのもたらしたもの―ジェイン・オースティンと西インド諸島;初期ロレンスと優生学―『白孔雀』にみる帝国のイデオロギー;国外離脱者と故国―マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』を読む)
20世紀イギリス小説を取り上げて、私と他者、私と外部、そして私と分身などのような、二元的対立が生じる境界線という場所で見る試み。「私」を取り巻く言葉や人間、社会について考えさせてくれる19論文を収録。