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価格:6,380円(本体5,800円+税)
【2020年01月発売】
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【2020年01月発売】
[BOOKデータベースより]
本書は、イギリス・ルネッサンスとアメリカ・ルネッサンスを、「図像のちから」と「言葉のちから」という二つの「ちから」のベクトルによっておさえてみる試みである。
第1部 イギリス・ルネッサンスの文学と図像(『リア王』とエンブレムと転換期の社会―「さかさま世界」「時の娘」など;『トロイラスとクレシダ』の戯画化の技法―言語表象と舞台表象に見る伝統と創造;シェイクスピア演劇と古典的柱式)
[日販商品データベースより]第2部 イギリス・ルネッサンスの言語と舞台の表象(文学の言葉と建築の図像―ベン・ジョンソンのウィトルウィウス解釈をめぐって;解釈への不安―エンブレムの変容と『オセロウ』のハンカチ;図像のちからと身体のちから―シェイクスピアにおける知覚の現象学)
第3部 アメリカ・ルネッサンスの文学と図像(高貴なる針仕事―ヘスター・プリンの系譜;アメリカのパンドーラたち―『ワンダー・ブック』と神話愛好時代;楽園と地獄の図像学―メルヴィル、ダグラス、デュシャン;メランコリー表象の変容と「進化」―ユージン・オニールの発見)
本書は、中世・ルネッサンス英文学を、「イコノロジー」すなわち美術史学の図像解釈学の視点から読み直しを図ることにより、「言語テクスト」としての英文学作品と、絵画・彫刻・紋章・意匠・装飾などから成るいわば「視覚的・映像テクスト」とが、複合的かつ動的に交渉、葛藤、融合し合っているさま、そしてそこに生まれてくる真の姿をスリリングに解き明かす。
さらに興味深い点は、これまでヨーロッパの中世・ルネッサンス美術・文化の系譜と無縁の存在として捉えられていたアメリカ文学においても、このような英文学に劣らぬ想像力的表現が濃厚に存在している点である。
このことから、有機的な関係をもつ英米両文学を「図像のちから(イコノロジー)」と「言葉のちから(言語テクスト)」から新たに読み解き、現代でもっとも新しい文学研究の視座を提示する。