- ドラッカー名著集 5
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イノベーションと企業家精神
Innovation and entrepreneurship.ダイヤモンド社
ピーター・ファーディナンド・ドラッカー 上田惇生- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2007年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784478000649
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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猫町
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白眉の書
本書『イノベーションと企業家精神』はフランスの経済学者セイの話で幕を開ける。
有名な「セイの法則」と言えば、「経済水準の大きさを決めるのは需要ではなくて、供給である」
という供給優位の思想である。
供給が需要を決めることは古典派経済学の話であり、それは当然ケインズ以前の話となる。
そこでふと、足元をすくわれる感覚に陥る。
ドラッカーと言えば、企業の目的は「顧客の創造」であり、
マーケティングとイノベーションによってそれを成し得るとしている。
マーケティングの話をするとコトラーに引っ張られてしまうが、
マーケティングに必要なのはターゲティングと市場細分化だ。
これは冒頭セイの法則の供給主導(言い換えればプロダクトアウト)の
考えとはベクトルが異なる。
どのようにターゲティングを行い、どの市場に資源を投下すべきかを考えるのは
「需要」主導の考え方である。
ベクトルが違うにもかかわらず、セイの話が冒頭に出てくるとは、
私自身のドラッカーに対する認識自体に間違いがあるのだろうか?
ただ、イノベーションという言葉に対しては、
私自身の先入観(アインシュタインはそれを「18歳までにみにつけた偏見のコレクション」と
言っているが・・・)で「技術革新」というイメージが思い浮かんだ。
「技術」と「革新」が同時に出てくるため、当然「技術」が「革新」されることが
イノベーションであり、それは「セイの法則」にあるように「供給」主導の考え方だ。
果たしてドラッカーは私をどの方向に連れていこうとしているのか、
不安と矛盾だらけの頭を整理しながら、真正面から真剣に本書と対話をしないと、
迷宮に誘い込まれ混沌とした世界にはまり込んでしまうのではないかという
漠然とした感覚を、初っ端から『イノベーションと企業家精神』は私に投げかけてきた。
[BOOKデータベースより]
本書は、一九八五年、著者七五歳のときの著作である。イノベーションと企業家精神が誰でも学び実行することができるものであることを明らかにした世界最初の方法論である。
第1部 イノベーションの方法(イノベーションと企業家精神;イノベーションのための七つの機会;予期せぬ成功と失敗を利用する―第一の機会 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 企業家精神(企業家としてのマネジメント;既存企業における企業家精神;公的機関における企業家精神 ほか)
第3部 企業家戦略(総力戦略;ゲリラ戦略;ニッチ戦略 ほか)
企業家社会
イノベーションと企業家精神の全貌を体系的に論じた最初のもの。企業家の性格や心理ではなく、姿勢と行動について述べた。重要なポイント、基本的なルール、注意すべき点を明らかにするために実例を紹介する。