民家再生の実践

ひろがる活用法とその設計

彰国社
降幡広信　降幡建築設計事務所　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2006年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784395007349

内容情報

[BOOKデータベースより]

民家を、解体でもなく保存でもない、ふつうの人の生活空間として甦らせることを「民家再生」という。降幡廣信らが手掛けた民家再生の件数は２７０棟を超えるが、その中から施主とともに成し遂げた２６事例を選び抜き、実践のコツをまとめたものが本書である。

１章　家並み・街並みを再生する実践手法（信州の本棟造りを住み継ぐ―長野県松本市・Ｆ邸；家の歴史を語る大和棟を踏襲する―大阪府堺市・小田邸　ほか）
２章　住まいとして再生する実践手法（民家に演奏会場のスペースをつくる―大阪府吹田市・Ｈ邸；有田焼を生んだ風土の息遣いを残す―佐賀県有田町・久富邸　ほか）
３章　商業スペースとして再生する実践手法（明治・大正・昭和の歴史を連結して融合する―石川県金沢市・寿屋；基礎ごと曳いた３階建の蔵にＳ造をつなぐ―長野県松本市・蔵　ほか）
４章　公共スペースとして再生する実践手法（たくましい木組を活かして庫裏を再生する―長野県安曇野市・真光寺；ランドマークとしての外観を継承する―長野市・長谷寺　ほか）

[日販商品データベースより]

前書「民家再生の設計手法」は民家再生の設計におけるアプローチを示したが、本書では降幡廣信が手掛けてきた仕事から２６事例を精選、再生計画と設計ポイントを掘り下げ、民家再生に必要な実践手法の集大成を計る。