木戸の闇同心

大江戸番太郎事件帳９
広済堂文庫　１２５８

廣済堂出版
喜安幸夫　

• 価格: 681円（本体619円＋税）
• 発行年月: 2007年01月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784331612613

内容情報

[BOOKデータベースより]

四ツ谷一帯を縄張にする岡っ引の源造が左門町の木戸番・杢之助を訪れ、奉行所が各所に隠密同心を放ち、江戸中を総浚いしはじめたと告げる。人に知られてはならない過去を持つ杢之助は戦慄する。江戸総浚いの目的は何か。左門町に奉行所の目を向けさせてはならない。そんな折、近くで殺人事件が発生し、若い絵師が犯人の顔を見たという。源造の頼みで絵師はいったんは似顔絵描きを承諾するが、突然描けないと言い出した。杢之助は真相を探ろうと秘かに町を走る。