ハイデッガー カッセル講演

平凡社ライブラリー　５９６

平凡社
マルティン・ハイデッガー　後藤嘉也　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2006年12月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784582765960

内容情報

[BOOKデータベースより]

一九二五年におこなわれた「カッセル講演」は平易な語り口による簡約版『存在と時間』といえる。ディルタイおよびヨルクへの言及、フッサール現象学の批判的受容、相対性理論や非ユークリッド幾何学との対話など、『存在と時間』よりも立ち入った講論が注目される。ほかに『文学研究と精神史のためのドイツ季刊誌』の編者たちとの書簡集、ガーダマー『真理と方法』の草稿の一部を併録。ハイデッガー自身によるハイデッガー入門。

１　『真理と方法』初稿冒頭
２　カッセル講演―ヴィルヘルム・ディルタイの研究活動と歴史的世界観をもとめる現代の争い（序論―この連続講演のテーマと論じ方と構成；ディルタイの生涯と著作；ディルタイの問題設定―歴史の意味についての問い　ほか）
３　マルティン・ハイデッガーと『文学研究と精神史のためのドイツ季刊誌』の草創期（書簡集；哲学的あとがき―『存在と時間』の生成について）

[日販商品データベースより]

「存在と時間」の生成のさなかにある思考を、ハイデッガーが自ら語る講演録。ほかに「文学研究と精神史のためのドイツ季刊誌」の編集者たちとの書簡集、ガーダマー「真理と方法」の草稿の一部を併録。