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[BOOKデータベースより]
古代から近世までの“養生”とは本来、天より授けられた寿命を生き切り、死に切るためのものであった。「ほどほどの養生」により「ほどほどの健康」を得て、「ほどほどの生」を終えるのが理想であった。それが近代の富国強兵策と結びついた“衛生”思想を経て、現代の医療費削減を目的とした健康増進法(義務としての健康)にいたる間に、どのように変化してきたのか、貝原益軒の『養生訓』、後藤新平や森鴎外、北里柴三郎らを検討して、生命の尊厳、健康の意味と本質を問いなおす。
第1章 生命の尊厳と養生
[日販商品データベースより]第2章 生き切り、死に切るための養生
第3章 後藤新平の衛生思想とその周縁
第4章 健康を監視する衛生社会
第5章 衛生警察に従事する巡査の苦労と苦悩
第6章 衛生の内面化に向けた健康教育
第7章 国民の義務としての健康
古代から近世までの養生,近代の衛生,そして現代の健康増進法に至る流れの中で,健康というものがそれぞれの時代において,どのようにとらえられていたかを探る。